ついに立春ですね

この時期無性にうれしくなるのは私だけでしょうか?風が、暖かくなって樹々の芽が膨らんで。でもこんな風に言えるのも浜松に住んでいるからかなーとも思います。いろんな場所の2月4日はまた違う風景だったりするのでしょうね




「無知の知」という言葉。たぶん高校生の時に、授業で聞いたのが始めてですかね。「ムチノチ」という音が妙に頭に残った言葉ですが、最近ムクムクとこの言葉が出てきます

何年も前ですが、テレビのトーク番組である方が「イタリア人なんてこんなもんさ」みたいなことを言ったら他の人が「あなたイタリア人何人知ってるんですか?」と突っ込む。その人が答える。「いや2、3人」と。「2、3人てそれ知ってるって言えるんですか?」と突っ込む。その会話が面白いなあ思ったのを今も思い出します。こんな風に会話が進めば、最初にイタリア人なんてといった人も自分は「知らなかった」ということに気付くと思いますが、聞かなければわからないですよね。世の中の会話ってこの「イタリア人何人知ってるの?」という情報元の質についての質問がされずに進むことが多いと思います。この○○なんてさ~の○○の質です。この会話の中の2、3人がイタリア人の何パーセントかと考えたら、こんなもんさという言葉は出てこなかったと思います。その人は自分がイタリア人のことをほとんど知らないということを知らなかったのでそんな言葉を使ったと私は思います。
この「自分がそのことについて実はほとんど知らない」ということを知ることが「無知の知」なのかなと思います。
まあそれもそうなのかわからないのですが、私はそう考えた方がもっとたくさんのことが吸収できると思っています。だって「知ってる、わかってる」って思ったらそれ以上そのことについて考えることをしなくなり、新しい発見がなくなってしまいます。「知りたい」と思う心を持ち新しい発見にワクワクするために「自分は何も知らない」と知ることって大切だと思います。世界には今70億人の人がいます。その中で何人知りあいがいますか?と考えたら、知らない人の方が多いですよね。行ったことのある国とない国どちらが多いでしょう?と考えると知らないことの方が圧倒的に多いですよね。私はそう考えることで自由になれるかなーって思っているのデス。